10月4日(日)、リニューアルを終えた三島市民文化会館の4階で、「こどもがアートに出合うミラクルワークショップ」第2回目が行われました。昨年のかみよろい製作・OPPシートやOHPを使ってアートを楽しむイベントに続き、今年はアーティストの皆さんと子どもたちで、三島絵巻を制作しました。

三島の歴史や文化にも楽しく触れてもらいながら、過去から未来まで、街道にはどんな人や動物などが行き来し、どんな風景や建物があるのかを、子どもの自由な発想と、アーティストの絵心を混ぜ合わせて、「三島のまち」を長い絵巻にするという目的とともに、子ども同士、また子どもと大人が協力し合いながら、ひとつの作品をつくる醍醐味も味わってもらえたらとの想いもありました。
コロナ禍の中、フェイスシールドをお渡しし、検温・消毒、人数の制限などの対策をとりながらの開催となりました。

9月22日 事前勉強会

まずは、9月22日(火・祝日)の午後、事前勉強会を親子参加で行いました。美術館元学芸員による絵巻の説明や、チーフアーティストの横井山泰さんがどんな絵を描くか、また、アクリル絵の具の使い方等の説明を行い、絵の具を使って簡単な絵を描く練習をしました。

横井山さんによって山や道が描かれた、本番の絵巻の下地を見て大きさに驚き、出来上がった練習の絵をその上に載せてみて、シミュレーション。

10月4日 ワークショップ本番

そして、本番10月4日(日)はお弁当持参で、親から離れて約半日で制作を行いました。
アーティストはみなさん静岡県東部出身で、画家の横井山 泰さん、渡辺 有葵さん、木村 若菜さんと彫刻家の鈴木 生さんの4名。そこにアルテ・プラーサのスタッフが1名ずつ加わり、朝・昼・夕方・夜の4つの組に分かれて、絵巻の制作がスタートしました。

各組の絵巻は75㎝×5mの大きなキャンバス地は、それぞれ時間帯にあわせた富士山や山と道、地となる空の色だけが先に描かれています。そこに、三島のどんなランドマークを描くかをまず、各グループで話し合っていきます。先生、そして参加する子どもたちによってグループそれぞれ進め方も違いながら、みんな真剣に、時に楽しみながら、絵の具やマジックで絵や模様を描いていきました。三嶋大社や源兵衛川・小浜池・スカイウォーク・うなぎ・カワセミ・人からおばけまで…。途中昼食や休憩をはさみながら、3時間をかけて、それぞれの絵巻ができ上がっていきました。

最後の1時間は保護者も入り、代表の子どもたちによる絵巻の発表と、鑑賞会を行いました。「朝」は昔から新しいものへと時代を表し、三嶋大社から巨大ウナギがスカイウォークにつながっています。「昼」は三嶋大社をメインに、三島を象徴する風景や建物等描きながら、伊豆箱根鉄道までも登場。「夕方」はやはり三嶋大社を元にしながら、季節や天候を時には手や足もスタンプのように使って描き、「夜」は星や花火とともに、夜は人があまり出歩かないので人は少なめに、かわりに幽霊やおばけを描いていきました。

子どもたちの自由なアイデアもまざった、勢いのある絵巻4点が無事完成しました。


保護者の方からは、「コロナで美術館に行ったりアートイベントも減ったりするなか、久しぶりに子ども供が美術に触れられた」「大変な時期にワークショップを開催してくれてありがとう。子どもが大胆に絵を描くことができ、閉塞的な日常から離れることができた」「初めて会う子どもたちと一緒に作品をつくることは、とても良い経験になった」などの感想をいただきました。

この絵巻は10月18日(土)~10月25日(日)(10:30~16:00/最終日は13:00)まで、三島市民文化会館地下ギャラリーに展示をします。子どもとアーティストの奇跡の合作、ぜひご観覧にお立ち寄りください。

こどもがアートに出合うミラクルワークショップ展
2020年10月18日(日)〜25日(日)
10:00〜16:00(最終日13:00まで)
三島市民文化会館B1ギャラリー

ワークショップの概要はこちらの募集記事をご覧ください。