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そろそろ桜の便りが届く3月19日、ART+保育を積極的に導入している、静岡市にある長崎ぽんぽん保育園を視察学習する機会に恵まれました。

理事長の大澤豊氏をはじめ、中本園長、保育士の皆さんは、1年前にスタートした時から、「自己肯定感を持つ子どもを育てる」「子どもの自発性が育つ環境を真剣につくる」「危ないからダメやりたいけどできないすべてを解決し、実践する!」といった共通認識をそれぞれの立場を踏まえ、議論をしながら、保育園という小さな社会ではあるけれど、「問題解決型社会」を目指し、計画し、実践し、実践したものを検証し、さらにグレードアップし実践を繰り返している子どもの人格を尊重する保育園をめざしています。

その手段に様々なARTと保育を結びつけながらのプログラムを実践しています。アーティストは外部人材を保育園に招き、子どもがアーティストに接することで、子ども自身のアイディアや創造力をかきたてるような配慮が随所に見られました。

壁には、子どもの作品の展示コーナーが、まるでアーティストの作品のように展示されています。誰のコーディネートか聞いてみると、子ども自身が展示する作品と展示の仕方を考えているそうな…。園の見せ場になっています。

保育士の皆さんも負けてはいません。伺ったときには、ちょうど一年分の保育ドキュメントが所狭しと張り出されていました。写真を上手に利用した1日のストーリーがビジュアルに表現されており、思わ覗き込んでしまいます。子どもの豊かな表情やしぐさが微笑ましい~。写真に撮っていく保護者の皆さんも多いそうです。納得!

私たちアルテ・プラーサもArtと子どもをテーマに、学齢期前の子どもが日常的にアート+保育や幼児教育に接する機会をつくれないかと妄想をしています。私たちは、単なる保育の手段として、アートに触れる機会を提供するのではなく、地域の子どもがアートに接することで、豊かな自己表現や、多角的な視点ができるようになり、子どもたちが一緒に制作活動をすることで、他人への配慮やコミュニケーションをとることや、子ども通しのルール等々を学ぶ機会になったら…、こういうことの繰り返しは、未来の人づくりにもつながるのではないか?と考えています。

アルテ・プラーサは専門家集団ではありませんが、アートプログラムを検討したり、地域に根付かせる方法を考えたり、学校に行くようになっても豊かな表現力や発想力を維持できるにはどうしたいいかなど、ボーダレスで意見が言える場を設けていきたいと思っています。

今回の視察学習は、団体の思いを新たにする機会になりました。ぽんぽん保育園の皆さんありがとうございました。