「アートと地域をつなぐ」研修会を開催しました。

2回に分けて報告します。
まずは2/8開催の「みしまのアート-まちの絵画・彫刻探検
三島の街中を歩き、施設や通り等にある絵画・彫刻探検を通して、三島の魅力再発見をする目的で開催。
14人が参加し、三島旧市街を中心に、①三島駅・広小路駅周辺 ②三嶋大社・生涯学習センター周辺 ③三島田町駅・大通り周辺の3グループに分かれて、街のアート探検をしました。

以下は③三島田町駅・大通り周辺に参加した海老名さんによる記録と感想です。
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最初のアートスポットである三島プラザホテルのアネックスギャラリーは、参加者全員で解説付きで作品を鑑賞する機会に恵まれました。
三島市出身の油彩画家増島先生から、ギャラリーに展示してある彫刻作品の作者である彫刻家高田博厚との出会いや三島との関わりについて増島先生ならではの具体的なお話をお聞きできました。
アネックスギャラリーは何度もその前を通り過ぎていた場所ですが、誰でも自由に鑑賞できる場とは知らず、彫刻や絵画などのアートに気軽に触れることができる三島の魅力を再発見!

その後、佐野美術館では常設展示の大日如来坐像をはじめとした彫刻や刀剣展、大きな灯籠と泉が見物の隆泉園を鑑賞しました。
こちらでは三島と歴史、歴史とアートの深い関係性を見ることができた気がします。
また、三島田町駅周辺の線路下にある道からは、線路の下側から見た、走っている電車の底の部分や、わざわざ上を見上げなければ発見できない、まちなかに点在する看板建築などは、ヒミツのアートのような感じがして正に「探検」した気分を味わえました。

まちを歩いて発見したアートや三島の魅力を地図に落とし、みんなで共有すると、三島の地図がぱっと華やかになっていきます。
その地図を眺めていると、「今まで通り過ぎていたもの」、「なんとなく眺めていたもの」が「魅力」に感じられて、なぜ今まで気がつかなかったのだろう!と強く感じました。
普段の生活を、三島のアートを「なんとなく」で通していた自分に口惜しさを感じ、アネックスギャラリーでお話しくださった増島先生の「まちを歩く中でこうしたアートと出会えることはとても光栄なのだ」というお話に改めて共感を抱きました。

今回の探検で再発見した三島のまちなかにあるアートをもっと多くの人が共有し、「なんとなく」で埋もれている三島の「魅力」を目で楽しむ、そんな豊かな生活をしていきたいと思います。
「みしまのアート まちの絵画・彫刻探検」は、ジャンル等を変え複数回開催し、三島のアートマップを制作する予定と聞きました。
次のまちのアート探検は、どんな探検ができるの
か、アートマップづくりにも参加したいなと感じた一日でした。

みしまのアート-まちの絵画・彫刻探検-概要

2020年2月8日(土)13:00~16:30
会場 市民活動センター 第2会議室・三島市内

プラザホテルアネックスギャラリー 参加者全員で訪問。
その後、各コースに分かれ探検

まちなかアート探検 各ファシリテーターの先導により3グループに分かれ探検

①三島駅・広小路駅周辺
プラザホテル➥三島郷土資料館➥楽寿館➥蓮沼川の彫刻➥市民活動センター

②三嶋大社・生涯学習センター周辺
プラザホテル➥三嶋大社宝物館➥大社拝殿彫刻➥生涯学習センター4階絵画➥市民活動センター

③三島田駅・大通り周辺
プラザホテル➥佐野美術館➥市役所・大通り付近の彫刻や看板建築➥市民活動センター

グループ別に探索ポイントを地図に落とす
グループファシリテーターをリーダーに地図作成・ポイントごとのコメント記載
グループ別発表と意見交換
グループ別にアートスポットの発表と、新発見や築かないスポット等を紹介。その後、次回以降に向けた意見交換